製品の特徴

Group 15235.png
MONJUVI_DLBCL_Indication_Badge.png

特性

  1. ミンジュビは、CD19に対するヒト化免疫グロブリン(Ig)Gモノクローナル抗体であり、B細胞性腫瘍の細胞膜上に発現するCD19に結合し、抗体依存性細胞傷害(ADCC)及び抗体依存性細胞貪食(ADCP)活性並びにアポトーシスを誘導することにより、腫瘍増殖抑制作用を示すと考えられている1,2)

    有効性

  2. 無作為化二重盲検プラセボ対照国際共同第Ⅲ相試験(INCMOR 0208-301試験)において、再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade 1、2又は3A)548例(日本人44例)を対象にミンジュビ 注1)+R 2(リツキシマブ(R)注2)+レナリドミド(LEN)注3)併用)群の有効性をプラセボ+R 2 群と比較したところ、以下のような結果が得られた[データカットオフ(2024年2月23日)時点]3,4)

    • 主要評価項目である濾胞性リンパ腫集団での治験責任(分担)医師判定による無増悪生存期間 (PFS)でミンジュビ+R2 群は、プラセボ+R2 群と比べて有意な延長を示した〔検証的な解析結果、ハザード比 注4)[95%信頼区間]:0.43[0.32, 0.58]、p値(両側)<0.0001:層別log-rank検定(Cox比例ハザードモデルと同一の層別因子、有意水準(両側)0.05)〕。PFSの中央値(Kaplan-Meier法による推定値)は、ミンジュビ+R2群で22.4ヵ月、プラセボ+R2群で13.9ヵ月であった。

    注1)ミンジュビの用法・用量は28日間を1サイクルとし、12mg/kg(体重)を1日1回点滴静注する。最初の3サイクルは1週間間隔で4回(1、8、15及び22日目)、4サイクル目以降は2週間間隔で2回(1及び15日目)投与する。最大12サイクルまで投与を継続する。
    注2)リツキシマブの用法・用量は28日間を1サイクルとし、375mg/m 2を1サイクルでは1、8、15、22日目に、2~5サイクルでは各サイクルの1日目に点滴静注する。
    注3)レナリドミドの用法・用量は28日間を1サイクルとし、1日1回20mgを21日間経口投与する。最大12サイクル繰り返す。
    注4)初回診断後24ヵ月以内の進行(POD24)、過去の抗CD20モノクローナル抗体(mAb)療法に対する不応性、過去の治療ライン数(2未満又は2以上)を層別因子とした層別Cox比例ハザードモデルに基づく。

  3. 単群非盲検国内第Ⅰb/Ⅱ相試験〔INCMOR 0208-102試験パート4(グループ6)〕において、日本人再発又は難治性のびまん性大細胞型 B 細胞リンパ腫(DLBCL)患者42例を対象にミンジュビに注1) + レナリドミド(LEN)注2) 療法の有効性を評価したところ、以下のような結果が得られた〔データカットオフ(2025年1月1日)時点〕5)

    • 主要評価項目であるLugano分類2014による効果判定基準に基づく独立判定委員会判定による奏効率(ORR)は、71.4%(90%信頼区間:57.9, 82.6)であった。

    注1)ミンジュビにの用法・用量は28日間を1サイクルとし、12mg/kg(体重)を1日1回点滴静注する。1サイクル目は5回(1、4、8、15及び22日目)、2及び3サイクル目は1週間間隔で4回(1、8、15及び22日目)、4サイクル目以降は2週間間隔で2回(1及び15日目)投与する。
    注2)レナリドミドの用法・用量は28日間を1サイクルとし、1日1回25mg(CrCLが30mL/min以上60mL/min未満の患者は10mg。ただし、2サイクル終了後、忍容可能な場合は15mgに増量できる。) を21日間連日投与した後、7日間休薬する。最大12サイクルまで投与を継続する。なお、症状に応じ適宜減量するが、CrCLが30mL/min以上60mL/min未満の患者において2段階減量する場合は、2日に1回5mg投与とする。

  4. 単群非盲検海外第Ⅱ相試験(MOR208-C203試験)において、再発又は難治性のDLBCL患者81例を対象にミンジュビに注1) + レナリドミド(LEN)注2)療法の有効性を評価したところ、 以下のような結果が得られた〔データカットオフ(2018年11月30日)時点〕6-8)

    • 主要評価項目であるIWGの改訂版効果判定基準2007に基づく独立判定委員会判定による奏効率 (ORR)は、58.8%(95%信頼区間:47.2, 69.6)であった。

    注1)ミンジュビにの用法・用量は28日間を1サイクルとし、12mg/kg(体重)を1日1回点滴静注する。1サイクル目は5回(1、4、8、15及び22日目)、2及び3サイクル目は1週間間隔で4回(1、8、15及び22日目)、4サイクル目以降は2週間間隔で2回(1及び15日目)投与する。
    注2)レナリドミドの用法・用量は28日間を1サイクルとし、1日1回25mgを21日間連日投与した後、7日間休薬する。最大12サイクルまで投与を継続する。なお、症状に応じ適宜減量する。

  5. 安全性

    重大な副作用として、infusion reaction、血球減少、感染症、腫瘍崩壊症候群、進行性多巣性白質脳症(PML)があらわれることがある。
    主な副作用(5%以上)として、疲労、発熱、下痢、便秘、悪心が報告されている。
    製品電子添文における副作用、及び臨床成績の安全性をご参照ください。

    1)Horton HM, et al. Cancer Res. 2008; 68(19): 8049-8057【利益相反】本文の著者の中にXencor, Inc.の社員がいる。
    2)Awan FT, et al. Blood. 2010; 115(6): 1204-1213
    3) 承認時評価資料:国際共同第Ⅲ相試験(INCMOR 0208-301試験:inMIND試験)(2025年12月22日承認、CTD2.7.2.3.4、2.7.6.1)
    4) Sehn LH, et al. Lancet. 2026; 407(10524): 133-146【利益相反】本試験はIncyte社からの資金提供を受けている。 
    5) 承認時評価資料:国内第Ⅰb/Ⅱ相試験(INCMOR 0208-102試験パート4(グループ6):J-MIND試験)(2026年6月19日承認、CTD2.7.2.2.2、CTD2.7.6.1) 
    6) 承認時評価資料:海外第Ⅱ相単群非盲検試験(MOR208-C203試験:L-MIND試験)(2026年6月19日承認、CTD2.7.6.2)
    7) Salles G, et al. Lancet Oncol. 2020; 21(7): 978-988【利益相反】本試験はMorphosysの資金提供のもと実施された。
    8) Duell J, et al. Haematologica. 2024; 109(2): 553-566【利益相反】本試験はMorphosysの資金提供のもと実施された。

製品基本情報はこちら